小説仕上げ校正補助アプリ

Madoka Text Converter(簡易版)


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簡単なせつめい

このプログラムは晴海まどか先生の「テクニカルライターが教える、文章の見た目をよくする技術」の第一章から第三章までで紹介されている、小説の見た目をよくするための簡易校正を自動で行うものです。

詳しい校正の詳細は同書籍を参照してください。主に縦書きの文章に対する設定で、半角文字の取り扱い方法を指定して全角等への変換を行います。

※半角を強制的に全角文字にしたり、下記の「ぐるりん」タグ挿入などをしてしまいますので、特にURLやHTML・プログラムのコードなどが書かれているテキストを変換すると悲惨なことになりますのでご注意ください。

※基本的に半角→全角の変換を行います。一度全角になっているものは半角に再変換はできません。やり直しはテキストをリロードしてください。

※「ぐるりん」とは、横文字を縦に、縦の文字を横倒しに「ぐるりん」することです。EPUBの場合とBCCKS等の2種類のタグを選べるようにしてあります。

一般的な使い方

  1. 右側の大きなテキストボックスに校正したいテキストファイルをドラック&ドロップするか、上の[OPEN]ボタンで読みこみ
  2. ①~③の各処理をそれぞれ指定して実行。(または[①~③まとめて実行]ボタンで一括実行)
  3. 意図通りの修正ができているかをテキストボックスで確認
  4. [OUTPUT]ボタンで出力

細かい説明

基本的に①と②のほとんどの機能は「半角」に対しての変換です。①は半角のアルファベットをどう全角にするか、もしくは、どう「ぐるりん」するかの指定を行います。

②は①の数字(半角)版です。数字の特殊な処理として桁区切りができるようにしてあります。4桁以上の半角数字が並んでいて、最後に「円」がついている場合。("1234円"など)を金額とみなし、3桁ごとに","記号を挿入します。

③は行頭にスペースをいれるかどうかの指定、「※[「【『<〈※]は除く」の部分は、行頭にスペースを挿入しない禁止文字です。記号は自由に書き換えできます。そのほか、セリフ末尾の”。”も削除するかどうかの指定ができます。

これらの各設定はアプリを閉じる際に自動的に記憶され、次回以降はいちいち指定しなくても元通りになる親切設計となっています。

INPUT FILE指定テキストボックス脇のフォルダアイコンのボタンは、フォルダからテキストを選んで読み込む、Ver1.0.0.8以前のOPENボタンです。一度OPENしたものはReLoadボタンで何度でも最初から読み込みなおせます。

もっと細かい説明

テキストエンコードはShift_JISを推奨します。UTF-8やEUCの読み込みにも対応しますが、出力はShift_JISとなります。(簡易変換器にもなったりして?)
なお、改行コードはCRLFです。CRのみなどは改行されませんのでご注意ください。

動作環境

Windowsアプリケーション .NET Framework 4.0ってやつです。

Windows7以降ならば動作するのではないかと思います。(RTとかは除く(よくわからないです))

ダウンロード

こちらからどうぞ→ /madokaV1.zip

※ダウンロードの際、「このファイル署名がないから怪しいよ」的なことを言われると思います。私もそう思いますけど、個人で署名するのはむつかしいのでやってません。(有料で毎月更新なんですよー。めんどいー。)できれば信用してダウンロードしてやってください。ウイルス等はいれていない(つもり)です。

インストール

ダウンロード後、zipファイルを解凍すると各種ファイルのほかに
setup.exe
というファイルがあります。それを実行してください。

※その際、これまた「あんた権限ないよ!」とか「こやつ信用できぬ!」とか、そんなかんじでWindowsさんが怒ってくるとおもいます。右クリックして「管理者として実行」するなどしてお怒りを鎮めたりしてやってください。

インストール後、最初の起動時に最新版のチェックを行います。もし新型が公開されていたら、自動的にアップデートがかかります。その際にも、ほんとにダウンロードしていいの? これ? 的なことをWindowsさんがいちいち聞いてきますが、いいからいいから、となだめてあげていただけるとよいかなとおもいます。

※Win8.1の場合、起動時に「PCが保護されました」なんて表示がでることがあります。その際は「詳細情報」のところをクリックすると、実行ボタンが出てくるので実行すればOKとの情報あり。くわしくはこちらをご参照してください。

以上。だんだん疲れて投げやりに書いちゃいましたが、この文責とプログラムに関してはすべて「神楽坂らせん」の仕業ですので、けっして晴海まどか先生にはクレーム等いれないでください。

また、本プログラムの動作によって生じたあらゆる事象の責は受けかねますのでご了承ください。出来上がったテキストは必ず使用者ご自身の目で内容を確認して、実際に利用するようにしてください。


更新履歴

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