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Apple、EUのデジタル市場法に準拠するためiOSやApp Storeなどの変更を発表 16
ストーリー by nagazou 2024年01月27日 8時06分
発表 部門より
headless 曰く、
21507046 storyApple は 1 月 25 日、EU のデジタル市場法 (DMA) に準拠するための iOS と Safari、App Store の変更を発表した (プレスリリース、 Apple のサポート記事、 The Verge の記事、 Ars Technica の記事)。
EU 域の iOS ではアプリ開発者がサードパーティのアプリストアでの配布を選択するオプションが加わり、サードパーティのアプリストアを開発するための新しい API も追加される。また、WebKit 以外のブラウザーエンジンが利用可能になるなどの変更も行われる。このような変更はユーザーに大きなリスクをもたらすと Apple は主張しており、iOS アプリの公証を配布チャネルにかかわらず行い、アプリストア開発者の認定や追加のマルウェア対策も行うとのこと。
EU 域の App Store ではサードパーティ決済システムを利用するオプションが追加される。App Store を使用する場合の手数料は 10% または 17 %に低減され、3% の追加で Apple の支払いシステムを利用できる。また、新たに「Core Technology Fee」と呼ばれる手数料が導入され、配布チャネルにかかわらず EU 域でアプリのインストール件数が 100 万件を超えた最初の年はアプリに 0.50 ユーロが課金される。
Safari の EU 域での変更点としては、iOS 17.4 以降で最初の起動時にデフォルトブラウザーの選択画面が表示されるようになるとのことだ。
Microsoftと労働組合、AIの使用を含む契約条件に合意 12
ストーリー by nagazou 2023年12月13日 14時03分
合意 部門より
米Microsoftと米国最大の労働組合組織AFL-CIO(米労働総同盟・産別会議)は11日、AIの使用を含む労働組合の契約条件に合意したと発表した。労働組合が従業員に加入を促す取り組みに対して同社が中立的立場を維持することで合意したほか、人工知識(AI)の将来像について協力することでも合意した(Microsoft発表、Engadget、ITmedia、ロイター、TECH+)。
Microsoftの発表文によると、この合意の目的は、AIテクノロジーの動向を共有し、AI開発に労働者の視点を取り入れ、労働者のスキルをサポートする政策形成を支援することにある。今回の合意は労働団体とテクノロジー企業の間では初のものだとしており、以下の三つの目標が設定されている。
ストーリー by nagazou 2023年11月30日 13時02分
Amazonは28日、ビジネス向けの対話型AI「Amazon Q」を発表した。企業向け、業務専用のチャットボットで、OpenAIの「ChatGPT Enterprise」、Microsoftの「Copilot」、Googleの「Duet AI」などと競合する立ち位置となっている(AWS発表、CNBC、ITmedia)。
Amazon Qでは、開発者やビジネスユーザーが様々なビジネスソフトウェアツールに接続して質問できるとされ、企業に関連性の高い回答を提供するとしている。ユーザーの役職や役割に応じて対話を調節できる他、管理者は回答のコンテキスト定義を設定し、不要なトピックを制限できる。また、企業情報は安全で非公開な状態に保たれるとしている。
Amazon Qでは「Business」と「Builder」の2つのプランが用意されている。Businessプランは基本的なAIアシスタント機能を提供し、一般的なビジネスニーズに対応。一方、BuilderプランではAWSの機能に対するサポートなど、より高度なカスタマイズオプションが含まれ、ビジネスにあわせた詳細な調節が可能となっている。料金はBusinessプランが月額20ドル、Builderプランが月額25ドルで、現時点では米国の一部地域でプレビュー版として提供されている。
LINEヤフーで、30万件の個人情報流出。マルウェア感染 77
ストーリー by nagazou 2023年11月28日 12時00分
LINEヤフーは27日、第三者による不正アクセスにより、ユーザー情報や取引先情報が漏えいした可能性を発表した。個人情報302万569件(うち日本ユーザー129万894件)が含まれている。個人情報の内訳は、LINEユーザーの内部識別子に関する情報などが含まれている(LINEヤフー発表、時事ドットコム、Impress Watch)。
問題の原因は、NAVER Cloudの委託先企業のPCがマルウェア感染し、その企業が旧LINE社のシステムへのネットワーク接続を許可していたことにある。LINEヤフーは10月9日に不正アクセスがあったことを把握。10月27日に外部からの不正アクセスがほぼ確実と判断、被害状況の把握と拡大の抑止の対応を実施し、関係省庁には適宜、状況の報告をしたとしている。
漏えいした情報には口座情報やクレジットカード情報は含まれず、今後、二次被害のリスクがあると評価されたユーザーや取引先に個別に連絡する予定としている。
Linux財団、高性能計算(HPC)専門の新団体を設立へ 4
ストーリー by nagazou 2023年11月21日 14時34分
設立 部門より
The Linux Foundationは13日、HPC(High-Performance Computing)の発展を目指す新しい組織「High Performance Software Foundation(HPSF)」の設立を発表した。HPSFの目標は、HPC向けのポータブルソフトウェアスタックの構築と普及と向上にあるという(The Linux Foundation、ZDNET)。
このスタックには、Spack、Kokkos、AMReX、WarpX、Trilinos、Apptainer、VTK-m、HPCToolkit、E4S、Charliecloudといった10種類のオープンソースプログラムが含まれているとしている。同組織はデータセンターがGPUやその他のコンピューティングアクセラレータを採用することが増えている状況を反映して計画されたとしている。
なおThe Linux Foundationは少し前の9日にも、ストレージソリューションの管理と開発を目的とした団体Distributed Asynchronous Object Storage(DAOS)Foundationの設立を発表している。
Apple、2024年からRCSを採用する方針を発表。iMessageとRCSが並行して機能 45
ストーリー by nagazou 2023年11月20日 13時04分
どんな形になるのか 部門より
過去にAppleとGoogleはメッセンジャーソフトの互換性の問題で議論していたが、報道によると、Appleが従来の方針転換し、2024年後半から携帯電話メッセージの標準規格であるRCSを採用する方針になったと報じられている。これにより、iPhoneとAndroid端末間でのテキストメッセージのやり取りが円滑化される見通しとなった(9to5Mac、Bloomberg、日経新聞、GIGAZINE)。
これまでAppleは独自の機能であるiMessageを重視しており、RCSの採用圧力に1年余り抵抗してきた。しかし、欧州の規制当局などからの批判を受け、囲い込みの方針を転換する。RCSの採用により異なるプラットフォーム間でのテキストメッセージの機能共有が拡大される見込み。Appleは、RCSユニバーサル・プロファイルへのサポートを追加する。iMessageが新しいものに置き換わるわけではなく、iMessageとRCSが並行して機能する模様。
あるAnonymous Coward 曰く、
18984485 storyアップルはこれまで、アップル製品間でメッセージのやり取りが可能な独自機能「iMessage(アイメッセージ)」を守る姿勢を続けてきたが、googleやvodafoneなどがデジタル市場法(DMA)の下でコアプラットフォームサービスとして規制されるべきであるとする書簡を欧州委員会(EC)に送りつける圧力に屈したとしている。
メッセージの吹き出しの色で差別されるのが果たしてなくなるのかねえ
Google、AIが生成した画像を使用してイメージ通りのアパレル製品を検索する機能を米国でテスト 7
ストーリー by headless 2023年11月18日 14時59分
検索 部門より
Google が新機能のテストを行う Search Labs で生成 AI 検索エクスペリエンス (SGE) のテストへオプトインした米国のユーザーを対象に、AI が生成した画像を使用して実際に購入可能なアパレル製品を検索する機能を 12 月から提供するそうだ (The Keyword の記事、 The Verge の記事、 Neowin の記事)。
アパレル製品を購入しようと検索する人は非常に具体的な製品のイメージを持っている人が多く、5 語以上の検索語句が 20% を占めるという。このような検索語句を生成 AI で用いれば、写真のような製品画像が生成される。必要に応じて検索語句の調整を行い、生成された画像からイメージ通りのものを選択すると、よく似た製品が検索されて購入可能になるとのこと。
このほか、米国で SGE にオプトインしたユーザーは、生成 AI によるギフトのアイディア提案や、婦人物のトップスで提供されていたバーチャル試着機能の紳士物トップス版が利用可能になったとのことだ。
Snapdragon Satellite、スマートフォンメーカーの採用がなく終了へ 16
ストーリー by nagazou 2023年11月14日 7時06分
終了 部門より
headless 曰く、
17567934 storyIridium は 9 日、Qualcomm から提携解消の連絡を受けたことを明らかにした (ニュースリリース、 CNBC の記事、 The Verge の記事、 The Register の記事)。
Iridium と Qualcomm は今年 1 月、Iridium の衛星コンステレーションを通じて地球上のあらゆる場所でメッセージの送受信を可能にするプレミアムスマートフォン向けのサービス Snapdragon Satellite を発表していた。Snapdragon Satellite は技術的に成功していたものの、スマートフォンメーカーには採用されなかったため提携解消の決定に至ったという。
Qualcomm から提携解消に関するプレスリリースは出ていないが、衛星と携帯電話の接続についてプロプライエタリなソリューションへの取り組みは打ち切るものの、標準ベースのソリューションについて Iridium と今後も協業関係を続けていくと CNBC への声明で述べている。
ストーリー by nagazou 2023年11月08日 13時32分
次はダッシュターボ 部門より
OpenAIは6日、改良版の生成AIモデル「GPT-4 Turbo」を発表した。このモデルは、性能向上とコスト削減に焦点を当てており、最大12万8000トークンのコンテキストウィンドウに対応し、長文の回答も可能になった。2023年4月までの学習データに対応している(OpenAI、Impress Watch、ITmedia)。
この改良により、入力トークンの価格はGPT-4より3分の1ほど安い0.01ドルでアウトプットトークンは半額の0.03ドルとなった。GPT-4 Turboには、テキスト分析向けとテキストと画像の両方を理解する2種類のバージョンがあり、それぞれ異なる価格設定がされている。「向こう数週間以内」に一般利用が可能になるとしている。